ENEOSの製油所にSAFを運び込む運搬船

ENEOSは12日、日本航空(JAL)と再生航空燃料(SAF)の販売契約を結んだと発表した。海外から輸入し、ENEOSの拠点で貯蔵して空港まで運ぶ。国内の石油元売りとしてSAFを輸入し、国内で供給するのは初めてという。

ENEOSがSAFを仕入れる企業名や国は明らかにしていない。販売量や価格も非開示としている。輸入するSAFは廃食油由来で、ENEOSの鹿島製油所(茨城県神栖市)を貯蔵拠点にして供給する。JALは既存のジェット燃料と混ぜて使う。

ENEOSは石油精製を止めた和歌山製油所(和歌山県有田市)で、26年度にSAFの生産を始める計画。海外からの輸入と合わせて供給量を確保する。

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