【ワシントン共同】米労働省が11日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.0%上昇した。伸び率は3カ月連続で縮小し、市場予想を下回った。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は3.3%上昇で、同様に市場予想を下回った。

 市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方が優勢だ。ただFRBのパウエル議長は10日の議会公聴会で、利下げに向けて「物価上昇率が2%に持続的に向かっていると、より自信を持ちたい」と発言。物価と雇用の動向を見極め、利下げ時期を判断する構えだ。

 CPIの前月比(季節調整済み)は0.1%の下落に転じた。

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