原爆ドームの永久保存決定
1966(昭和41)年 広島市議会が本会議で「原爆ドーム保存の要望」を満場一致で決議。劣化が進んでいたことに加え、悲惨な記憶を呼び起こさせるとして、一時、撤去論が高まったが、被ばくし白血病で死亡した女子高校生の日記が公開されたのをきっかけに、保存を求める市民らの運動が始まった。全国から寄付金で保存工事が行われ、その後も補修が繰り返されている。
関連記事
- 広島原爆資料館入館者が過去最多の176万人:2023年度 G7サミット開催など追い風
- G7首脳を迎えるヒロシマ
- 被爆75年・ヒロシマから
- 【動画】世界遺産 厳島神社 Time Lapse Video
その他の出来事
御木本幸吉 真珠養殖に成功
1893(明治26)年 御木本幸吉が半円真珠の養殖に成功。真珠研究の第一人者、箕作佳吉(みつくり・かきち)東京帝国大教授に面会し、真珠形成の仕組み、養殖法についてアドバイスを得て3年後のことだった。1905年には真円形の真珠養殖に成功。御木本真珠は世界にも輸出されるようになり、幸吉は真珠王と呼ばれた。
関連記事
- 日本の真珠輸出が急回復:23年上半期は前年同期比2倍超の223億円に
- 真珠にまつわる情報を発信:ミキモト真珠島
- 三重・英虞湾:真珠を育むリアス式海岸の絶景
- 自然の恵みと人間の英知が生み出す伊勢志摩の真珠養殖
労組を結集、総評が発足
1950(昭和25)年 労働組合の全国組織「日本労働組合総評議会(総評)」が都内で結成大会。日本共産党の労組支配に対抗する民主化同盟(民同)系列の組合が結集した。組織労働者のほぼ半数をその傘下に収める組織となり、戦後労働運動の中核を担う勢力となった。1989年、日本労働組合総連合会(連合)に発展的解消。
関連記事
- 日本の労働組合の成り立ち、特徴と春闘システム
- 春闘方式による賃上げの意義と限界: 打開に向け労働組合改革、労働市場の改革を
- 薄れる労組の存在感 : 職場に不満あっても「労組に相談」3%、「加入しているか分からない」人も
- 労働組合の組織率16.3%と過去最低に:組合員は前年比5万人減の993万人―2023年の厚労省調査
日本の翼「YS11」試作機が完成
1962(昭和37)年 日本初の国産旅客機YS11の試作1号機が完成。英ロールスロイス社製のターボプロップエンジンを搭載した双発中型機。半官半民の日本航空機製造(日航製)が設計・開発と生産管理、品質管理、販売を行い、生産を重工各社など機体メーカーが分担して、最終組立を三菱重工業が担当した。1号機は同年8月30日に名古屋空港から初飛行した。日航製が74年までに試作機2機を含む182機を製造した。同社は累積損失の解消にめどが付かず、82年9月に解散。
『少年ジャンプ』創刊
1968(昭和43)年 集英社の漫画雑誌『少年ジャンプ』創刊。当初は月2回の発行で、69年10月から週刊化した。1959年創刊の講談社『少年マガジン』、小学館『少年サンデー』から10年近く出遅れたものの、積極的に若手の作家を起用し、次々とヒット作を世に送り出している。
『妖怪ウォッチ』の第1作発売
2013(平成25)年 レベルファイブ(本社・福岡市)が、ニンテンドー3DS専用ゲームソフトとして開発した『妖怪ウォッチ』のシリーズ第1作を発売。妖怪を見ることのできる不思議な時計「妖怪ウォッチ」を使って、妖怪と友だちになったり、妖怪と協力して問題を解決したりしながら物語を進めるロール・プレイング・ゲーム(RPG)。アニメ、漫画など他メディアとの連携でヒットした。
関連記事
- 鬼とは何者か―差別、偏見、排除の日本史
- 狐(きつね): 美女に化けて男をたぶらかす不埒(ふらち)な妖怪
- 妖怪:虚構を楽しむ精神が生み出したジャパニーズ・モンスター
- 元気を取り戻した日本のおもちゃ業界「東京おもちゃショー2015」
「はやぶさ2」が小惑星に再着陸
関連記事
- 日本の宇宙への取り組み : アポロ月面着陸から50年
- 日本の宇宙政策はどうあるべきか
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。