10日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が一進一退の展開となった。9日に史上最高値を更新し、朝方は当面の利益を確定させる売り注文が優勢となった。その後、国内の長期金利の上昇を受け、銀行や保険など金融株が押し上げて上昇に転じた。
午前終値は前日終値比55円36銭高の4万1635円53銭。東証株価指数(TOPIX)は2.61ポイント高の2898.16。
平均株価は9日、終値として初の4万1000円台を付けた。急上昇の反動で、10日は半導体関連株を中心に売りが広がった。一巡後は収益改善への期待から銀行株などが買われ上げに転じ、上げ幅は一時100円を超えた。
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