ローソンは9日、手巻iきおにぎり5品の消費期限を6時間延長すると発表した。原材料や衛生面の管理を徹底することで、延長を可能にした。食品の廃棄が課題となるなか、店頭に並ぶ時間を延ばして廃棄ロスを減らす。
全国約1万3000のローソンの店舗で、同日から消費期限を延長した手巻きおにぎりの販売を始めた。対象商品は、「シーチキンマヨネーズ」(157円)、「熟成紅鮭」(192円)、「北海道産日高昆布」(140円)など5品。5品の合計で、おにぎりの販売数の約3割を占める。
原材料の温度や湿度、衛生面の管理を厳格にした。地域によって異なるが、店舗に納品後の消費期限がこれまで最大で21時間だったところ、27時間まで延びる。
ローソンは食品の廃棄量について、2030年に18年の半分にすることを目指している。これまでも、人工知能(AI)を活用し、店舗向けに発注数や値引きを提案するシステムを導入している。今回の取り組みで、廃棄ロスをさらに減らす。
セブン―イレブン・ジャパンも3月から一部の手巻きおにぎりを対象に、消費期限を従来の約18時間から約24時間まで延長した。
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