9日午前の東京株式市場で、日経平均株価が一時、前日終値より450円超上昇して4万1200円台をつけ、8日につけた取引時間中の史上最高値(4万1112円24銭)を更新した。

 前日の米ニューヨーク株式市場で、ハイテク株が中心のナスダック総合指数が史上最高値を更新した流れを引き継いだ。

 日経平均は取引開始直後から幅広い銘柄で買いが優勢となり、午前9時過ぎ、3営業日連続で取引時間中の史上最高値をつけた。東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連のほか、ユニクロを展開するファーストリテイリングも株価を引っ張っている。

 日経平均は、米国のハイテク株の好調や、歴史的な円安による輸出企業の収益改善への期待などを受け、6月下旬から上昇に勢いがついた。今月5日に約3カ月半ぶりに史上最高値を更新。一部で過熱感を指摘する見方もあるものの、上昇傾向が続いている。(杉山歩)

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