水上ショーを実施するエリアは約8800平方メートルに及び「万博史上最大級」と説明している

サントリーホールディングス(HD)とダイキン工業は8日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)で実施する水上ショーの概要を発表した。会場のシンボルとなる木造の大屋根(リング)の内側に半円状の池のようなスペースを設けて水を張り、高さ18メートル、幅17メートルの神社の鳥居のようなオブジェに「滝」をつくって投映する。

同日、起工式を催した。水上ショーのタイトルは「アオと夜の虹のパレード」で、サントリーHDとダイキンが事業の中心に据える「水」と「空気」をテーマにオリジナルのキャラクターを作成し「命が連なる祝祭の物語」を演出する。

水上ショーの模型も公開した(8日、大阪市)

オブジェに水を上から落とす「ウォーターカスケード」のほかに、オブジェの両側にも噴水で高さ12メートルに及ぶ水のスクリーンをつくり出す。プロジェクターやレーザーを用いて光を当てながら映像をみせる趣向だ。

水上ショーの観覧は無料で、万博が開幕する4月13日から毎日2回実施する。光を効果的に演出するため、日没後の午後7時20分以降に開始する予定だ。約1000席の予約席と約1500の自由席を設ける。起工式後、ダイキンの水口知洋執行役員は「わくわくするようなショーを届けたい」と話した。

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