6期連続の最終黒字など決算内容を発表する天竜浜名湖鉄道の松井宜正社長㊥ら

第三セクターの天竜浜名湖鉄道(天浜線、浜松市)が発表した2024年3月期の単独決算は税引き利益が前の期比18%減の420万円だった。老朽化する施設の修繕や資材の高騰で費用が増え利益を圧迫したが、補助金もあり6期連続の最終黒字を確保した。

売上高にあたる営業収益は5%増の4億5000万円だった。旅客収入が新型コロナウイルス禍からの回復で通学や通勤、観光主体の定期外とも伸び、3億6600万円と7%増えた。運輸雑収も副駅名の命名権による広告料やグッズ販売で微増とした。コロナ禍前の20年3月期との比較では営業収益が2%減、税引き利益が4%減だった。

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