ティグアンは7年ぶりのフルモデルチェンジでマイルドハイブリッドが追加された(3日、東京都港区)

独フォルクスワーゲン(VW)の日本法人は3日、多目的スポーツ車(SUV)の「ティグアン」など5車種のモデルチェンジを発表した。ティグアンは7年ぶり、中型ワゴン「パサート」は9年ぶりのフルモデルチェンジとなる。両車種で簡易型のマイルドハイブリッド車を投入する。

パサートのプラグインハイブリッド車(PHV)は、航続距離がEVモードで約120キロメートル(欧州計測値)と従来の2倍になる。コンパクトSUVの「ティークロス」、ハッチバックの「ゴルフ」など3車種は一部改良した。ティークロスは9月下旬に発売し、329万9000円から。残りの4車種は販売価格が未定で11月から順次発売する。

VW日本法人のアンドレア・カルカーニ氏は「ガソリン車とEVの二本の柱で日本市場にアプローチする」と話した(3日、東京都港区)

国内ではハイブリッド車(HV)の販売が好調で、2024年1〜5月の新車販売台数(軽自動車を除く)の半数以上をHVが占める。同社ブランドディレクターのアンドレア・カルカーニ氏は「EVだけでなく消費者のニーズに合った様々な選択肢を提示したい」と話した。

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