【ワシントン時事】日銀の植田和男総裁は18日(日本時間19日)、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後に記者会見し、急速な円安進行について「基調的な物価上昇率に影響を与える可能性がある。無視できない大きさの影響が発生すれば、金融政策の変更もありうる」と述べた。
日銀は今月25、26日に開催する金融政策決定会合で、最新の景気予測「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表する。植田氏は円安の影響について「どのように評価しているのか、展望リポートの中で取り上げて数値的にも示す」と説明した。
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議を終え、記者会見する日銀の植田和男総裁=18日、米ワシントン
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