近鉄百貨店は3日、自社で運営する初のウナギ専門店「うなぎ屋ハレルヒ」をあべのハルカス近鉄本店(大阪市)地下2階の総菜売り場にオープンした。産地の選定やタレの味づくりなどに至るまで近鉄百貨店の社員が担う。7月24日の土用の丑を前に、ハレの消費を取り込む。
食料品売り場には他に2つのウナギ店があるが、いずれも入居するテナントが運営している。直営するハレルヒでは、静岡県の浜名湖産ウナギを使い、甘みのあるタレを採用した。焼き方も、蒸さずに直接焼く「関西風」にこだわる。持ち帰りのうな重の価格は2700〜5800円で、客単価は3000円前後を想定する。
自ら店頭にも立つ近鉄百貨店の荒鹿充範・総合企画本部事業開発部課長は「味にはこだわり抜いた。若年層にも利用してもらいたい」と意気込んでいる。
【関連記事】
- ・近鉄百貨店、本店以外は店名「百貨店」外す 日常使い前面
- ・近鉄百貨店、売り場に「カインズ」 FC活用で直営過半に
- ・近鉄百貨店社長に梶間隆弘氏 FC事業立ち上げで手腕
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。