米FRBのパウエル議長(AP=共同)

 【ブリュッセル共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、欧州中央銀行(ECB)がポルトガルの保養地シントラで開いた金融シンポジウムの討論会に出席した。インフレ率が着実に2%に向かって鈍化していることに「確信を持ちたい」と述べ、利下げ時期を慎重に判断する考えを示した。

 市場ではFRBが9月に利下げを決めるとの見方がある。9月の可能性を問われたパウエル氏は「具体的な日程は決めていない」とかわし、明言を避けた。

 シンポジウムのテーマは「変革の時代の金融政策」。パウエル氏は、ECBのラガルド総裁やブラジル中央銀行のネト総裁と討論した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。