インタビューに応じるMIGAの俣野弘長官(共同)
【ワシントン共同】世界銀行グループは1日、民間からの途上国への投資を増やすため、政治的リスクなどで生じた損失を補う信用保証機能の拡大に向けた取り組みを始めた。グループの多国間投資保証機関(MIGA)の俣野弘長官(59)は共同通信のインタビューに「リスクの高い投資の保証機能を拡充し、途上国と投資側をつなぐことが重要だ」と語った。 MIGAの直近の年間保証枠は82億ドル(約1兆3千億円)。これを世銀グループ全体で、30年までに200億ドルに拡大することを目指し、グループの保証業務をMIGAに一本化。手続きの簡素化により保証決定までの期間を短縮し、規模の大きい事業に資金を重点配分する。
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