連携協定を結んだ福岡市の高島市長㊧とみずほ銀の倉下常務執行役員(2日、福岡市中央区)

みずほ銀行は2日、福岡市とスタートアップ支援で連携協定を結んだ。国内外に幅広いネットワークを持つメガバンクの強みを生かし、株式上場へ急成長を目指す企業や、社会課題の解決に取り組む企業の資金調達や販路開拓を支援する。

みずほ銀が持つスタートアップ約4000社の会員組織「M's Salon(エムズサロン)」を活用する。福岡市内の新興企業に積極的な参加を呼びかけ、サポーターを務めるイオンやソニー、日産自動車などの大手企業とマッチングさせて事業拡大を後押しする。

みずほ銀では2019年7月、福岡支店(福岡市中央区)にスタートアップ支援の専門チームを新設。販路拡大に向けたビジネスマッチングなどを行ってきた。20年春からは福岡市の創業支援拠点「Fukuoka Growth Next(FGN)」のスポンサーに就任。行員1人が出向し、起業アイデアを競うピッチイベントなどの運営を担っている。

同日FGNで行われた記者会見で、みずほ銀の倉下清貴常務執行役員は「福岡市と協力してスタートアップ支援や地域課題の解決を進めていく」と話した。福岡市の高島宗一郎市長も「福岡のスタートアップがさまざまな企業とコラボレーションして成長することを期待している」と述べた。

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