エンブラエル子会社の「イブ・ホールディング」が開発する「空飛ぶクルマ」のイメージ

ニデックは1日、ブラジル航空機大手エンブラエルの子会社で「空飛ぶクルマ」を開発するイブ・ホールディング(米フロリダ州)に2000万ドル(約29億円)を出資すると発表した。エンブラエルとは空飛ぶクルマ向け部品を開発する合弁会社を立ち上げており、2026年に駆動モーターなどを量産する計画だ。部品の供給先になるイブ社にも出資して協力関係を深める。

ニデックの米子会社ニデックモータを通じ、2日(米国時間)に出資する。出資比率は1.71%になる。ニデックはエンブラエルと合弁で23年6月に「ニデック・エアロスペース」を設立し、10月には独占禁止法上の問題がないことを確認して同社の操業を始めたと発表した。合弁会社はイブ以外のメーカーからの受注も目指している。

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