従業員同士の交流を促すため新本社に設ける「リフレッシュエリア」(イメージ)=九電工提供

九電工は1日、本社を2025年春に福岡市中心部の天神地区に移すと発表した。現在建設中の大型複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」にオフィステナントとして入り、900人程度が勤務する予定だ。同市南区にある現在の本社は取り壊して周辺との一体再開発を検討する。

ワンビルを開発する西日本鉄道と賃貸借契約を結んだ。九電工の現本社は1976年の竣工で老朽化が進んでいる。災害時の事業継続や多様化する働き方への対応、人材採用などの観点から、最新の複合ビルへの入居が最適と判断した。

移転後はオフィスフロアの13階と、14階の一部の計7000平方メートルを使う。執務エリアにフリーアドレス制を採用するほか、従業員が一息つけるリフレッシュエリアやライブラリーも設けて従業員同士の交流を促す。

移転作業と並行し、現本社跡地の再開発プロジェクトの検討を進める。対象となる敷地は、隣接する飯塚信用金庫(福岡県飯塚市)の福岡支店などと合わせ5900平方メートルとなる。

九電工の現本社は老朽化が進んでいる(福岡市南区)
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