最高気温が30度以上になる真夏日が増えてきました。体が暑さに慣れていない梅雨時は、急な暑さで熱中症になるリスクがあるそうです。大切なのは「暑熱順化」。運動をするなどして無理なく汗をかき、暑さに体を慣らすことが重要です。本格的な夏到来を前に、参考になる記事を選びました。(内容や肩書などは掲載当時のものです)

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今年の夏は暑い

熱中症は、気温・湿度が高い環境で体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、体温調節ができなくなって起こります。体の中に熱がたまり、筋肉や脳などに十分な血液が届かなくなります。

体が暑さに慣れる「暑熱順化」が十分に進んでいないと、暑さで熱中症になるおそれがあります。日本気象協会は、帰宅時に1駅分歩くなどして30分のウオーキングを週5日したり、2日に1回はシャワーだけではなく湯船に入ったりすることをすすめています。

気象庁の3カ月予報によると、7〜9月は全国的に気温が高くなります。暑さに体を慣らし、こまめに水分や塩分を補給することが大切です。

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広がる「避難所」

環境省が危険な暑さへの注意を呼びかける「熱中症特別警戒アラート」を2024年に始めたことを受け、首都圏の自治体が暑さ対策をしています。冷房があって休憩ができる「避難所」を設け、商業施設も加わっています。

イオンモールは6月17日、避難所として施設を開放する実験をしました。館内放送で「アラートが発表され、熱中症のリスクが高くなっています。こまめに水分・塩分を補給し、快適な館内でお過ごしください」とアナウンスすることを確認しました。全国の138カ所の施設を避難所にすることを目指しています。

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