公開されたのは、明治20年に渋沢栄一が中心となって設立し、その後廃業したれんが製造会社の「ホフマン輪窯6号窯」です。

保存修理工事が進められてきましたが、新しい一万円札が来月3日に発行されるのを記念して30日、内部の一部公開が始まりました。

窯は長さおよそ50メートル、高さおよそ3メートルのトンネルのような形で、かつてこの会社で生産されたれんがは、東京駅や日本銀行などに使われたということです。

訪れた人たちは、窯の内部に入って、担当者から日本の近代化を支えた窯の構造や役割などについて説明を聞いていました。

見学した60代の男性は「歴史を感じられてすばらしいです。新しい1万円札が手に入ったら、記念にとっておきたいです」と話していました。

窯の公開は、来月7日までは毎日行われ、その後も土日を中心に公開される予定です。

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