ファーマフーズは28日、田辺三菱製薬にライセンス供与している抗体医薬品の候補物質の臨床試験(治験)が開始される見通しになったと発表した。自己免疫疾患の治療薬として計画通り進めば、7〜8年後に製品化される見込みだという。開発の進展を受け、マイルストン収入を田辺三菱製薬から受け取る。
ファーマフーズはニワトリを使って抗体を造る独自技術を持つ。横浜市立大学などと研究して開発した抗体を元に2021年に田辺三菱製薬とライセンス契約を結んだ。田辺三菱製薬が開発や今後の販売を担う予定だ。
田辺三菱製薬が医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出していた第1段階の治験計画届が認められた。医薬品の実用化までに3〜4回程度のマイルストンを設定しているとしている。
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