経済産業省によりますと、5月の鉱工業生産指数は、2020年を100とした指数で103.6となり、前の月を2.8%上回りました。

業種別に見ると国の認証取得の不正問題などで出荷を停止していた自動車工場の稼働が再開してきたことから「自動車工業」が上昇するなど、全体の15業種のうち、13業種が上昇しました。

一方、企業の生産計画は、6月は低下するものの7月は上昇すると見込まれていることから、経済産業省は「一進一退ながら弱含んでいる」という基調判断を維持しました。

経済産業省は、今後の見通しについて「大手自動車メーカーなど5社で国の認証試験の不正行為が新たに見つかった問題は、生産活動全体に与える影響は限定的だとみているが、世界経済の先行きとともに注視していきたい」と話しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。