マツダが27日発表した5月の国内生産台数は前年同月比9%増の5万5523台だった。前年同月を上回ったのは5カ月ぶり。多目的スポーツ車(SUV)「CX-30」や「CX-90」などの生産増が寄与した。本社工場(広島市)が微増の3万2682台、防府工場(山口県防府市)は24%増の2万2841台だった。

海外生産は30%増の3万9627台。メキシコ工場は24%増で、北米向けの「CX-30」や「マツダ3」が好調だった。世界生産は17%増の9万5150台で、5カ月ぶりに前年同月を上回った。

国内販売台数は19%減の9534台で、6カ月連続で減少した。海外販売が2%増の9万5607台と増えたが、世界販売は1%減った。主要市場の米国は7%増の3万5562台で、2カ月ぶりに増えた。24年春から北米向けに売り出した「CX-70」の販売台数は620台だった。

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