単身者からファミリー層まで幅広い世代に販売する

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は26日、同社初の分譲マンションのメトライズタワー大阪上本町(大阪市)の内覧会を開いた。商業施設一体型のマンションで、全135戸がすでに完売した。沿線でマンション開発を進め、鉄道事業以外の収益源を育てる。

地上29階建てで7月1日に入居が始まる。1〜3階にはフィットネスクラブや診療所など5つのテナントが入る。住民が利用できるワーキングスペースや来客が宿泊できるゲストルームも備える。

ワーキングスペースは予約なしで利用できる

平均販売価格は9000万円弱で、最上階の部屋は2億円以上で販売した。購入者は会社役員など高所得層が多いという。資材高や地価上昇を背景に新築マンションの価格が高騰するなか「想定よりも速いスピードで完売した」(大阪メトロ担当者)という。

関電不動産開発との共同事業となる。大阪メトロは2018年の民営化以降、非鉄道事業として都市開発を進めている。分譲マンションとして2件目のメトライズ森ノ宮中央(大阪市)が販売中で、今後も沿線の不動産開発に力を入れていく方針だ。

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