IHIは26日、東京都内で定時株主総会を開いた。子会社のIHI原動機(東京)が船舶用や陸上用エンジンの燃費に関するデータを改ざんしていた問題で、井手博社長は総会の冒頭「株主の皆さまにご心配をおかけしている。心よりおわびする」と謝罪した。
改ざんは新潟内燃機工場(新潟市)と太田工場(群馬県太田市)で長年続いていた。IHIは今月4日、社内調査の中間報告で、現在はIHI原動機の役員に昇格している人物も不正を認識していたと明らかにした。井手氏は総会で「日本のものづくりへの信頼を損なう結果となった」と述べた。
取締役12人の選任など総会に諮った3議案は、いずれも可決した。
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