インフロニア・ホールディングス(HD)は25日、議決権と普通株への転換権がない社債型の種類株で、1000億円を調達すると発表した。8月2日に東証プライム市場に種類株を上場する。
調達した資金は、1月に日本風力開発の株式取得のために調達したブリッジローン(つなぎ融資)の一部返済に充てる。格付け会社から調達額の50%で資本性の認定を受けられ、資本増強にもつながる。普通株に転換されないため、株式の希薄化も避けられる。
発行価格は1株5000円。払込期日は8月1日。野村証券やみずほ証券など4社が引き受ける。2030年3月31日までは固定配当(金利)となり、年率2.3〜3%を仮条件とした。
発行条件は7月12〜17日のいずれかで決定する。売買単位は100株となる。29年8月以降は発行価格に経過配当金などを加えた金額で、インフロニアHDの買い戻しが可能となる。
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