トヨタ自動車の豊田章男会長が2024年3月期に受け取った役員報酬は、前年より6億2300万円多い16億2200万円だった。3年連続で、トヨタの日本人役員として歴代最高額を更新した。

 トヨタが25日に公開した有価証券報告書でわかった。職責や成果を反映した「固定報酬」が前年より1億6700万円多い2億8900万円、賞与と株式報酬からなる「業績連動報酬」が5億9800万円多い13億3300万円だった。

 豊田氏の次に多かったのは、佐藤恒治社長で6億2300万円。計7人が1億円を超えた。

 トヨタの24年3月期決算(国際会計基準)は最終的なもうけを示す純利益が4.9兆円で、日本の製造業の最高額を更新。半導体不足が解消して各国で販売を伸ばし、円安も追い風になって好業績だった。(稲垣千駿)

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