中国四国百貨店協会が発表した5月の中国5県の百貨店売上高は、前年同月比2.9%減の136億円だった。9カ月連続の前年割れ。インバウンド(訪日外国人)は好調だったが、子供服・洋品、婦人服・洋品など衣料品が振るわなかった。

天満屋は岡山県内3店舗の合計で28億3800万円となり、1.7%の減少だった。物産展「全国うまいもの大会」でスイーツなどを扱い売り上げを伸ばしたが、食品売り場の一部退店などが全体を押し下げた。岡山高島屋(岡山市)は仏高級ブランド「エルメス」が退店した影響が残る。

丸由百貨店(鳥取市)は0.9%減の2億6600万円だった。大型連休を中心に3つの催事を開き入店客は15.3%増えたが、連休後は反動で売上高が微減となった。青果売り場は野菜やスイーツなどを一緒に陳列した「三ツ星グランマルシェ」が好調だった。

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