【北京時事】日産自動車が21日に中国江蘇省常州市の乗用車工場を閉鎖したことが分かった。中国では電気自動車(EV)の普及が急速に進む中、ガソリン車を強みとする日系メーカー各社の販売不振が深刻化。日産は生産能力を落とし、事業の立て直しを図る。
常州工場は2020年11月に稼働を始めた新しい工場で、中国国有自動車大手の東風汽車集団と設立した合弁会社が運営している。日産によると、生産台数は年間約13万台。中国全体の約1割に相当する。同工場で生産していたスポーツ用多目的車(SUV)については、別工場で生産を続ける計画だ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。