2011年の東日本大震災で被災した岩手県の第三セクター三陸鉄道(宮古市)は20日、2023年度決算の純利益が約2670万円だったと発表した。黒字は3年ぶり。外国人観光客らの利用で乗車人数が微増し、鉄道事業収入は前年度比8・6%増の約3億8650万円となった。  施設修繕費や人件費がかさんで経常損益は30年連続の赤字だったが、県や沿線自治体からの運行支援交付金など約15億5440万円の特別利益が全体を支えた。  石川義晃社長は株主総会後の記者会見で、24年度の展望について「収入を増やすことが大事だ。インバウンド(訪日客)など良いチャンスを捉えていく」と話した。


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