エリア別では特定スポットの駐車場で見込まれる需要を指数にし、ランキングにして配信(画像は首都圏の例)

駐車場シェアリングのakippa(アキッパ、大阪市)は駐車場の混雑状況の予測について、SNSで配信する新サービスを始めた。観光地や駅周辺の駐車場を対象に、週末2日間のピーク時の混み具合を予報する。新型コロナウイルスの行動規制がなくなって約1年になり、消費者の外出時の交通手段の変更や駐車場の事前予約に役立ててもらう。

毎週平日に「X(旧ツイッター)」と「TikTok(ティックトック)」の専用アカウント上で予報の画像を投稿する。初回は4月3日で、6〜7日分の予報を公開した。まずは関東圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)と関西圏(大阪・京都・兵庫)を対象にし、順次地域を広げていく。

大型連休にも対応する方針で、22日の週にはゴールデンウイークの予報も公開する予定だ。

都道府県ごとの混雑予報は「混雑」「やや多い」「少ない」の3段階で表示する。例えば東京都では新宿駅や日本武道館、東京スカイツリーなどを網羅する。

関東や関西では、特定スポットの駐車場で見込まれる需要を指数にし、混み具合をランキングにして配信する。4月3日に配信した6〜7日分の関西エリアの予報では、京セラドーム大阪が496%と首位だった。

アキッパが運営する駐車場予約サイトの検索データや、コインパーキング各社の公開情報を基に予測する。同社のサービス利用者は3月末時点で累計370万人だ。自治体など30超の団体とも連携しており、全国で4万件以上の予約できる駐車場を展開している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。