ホンダは19日、東京都内で定時株主総会を開いた。三部敏宏社長は、今月発覚したエンジン出力試験などに関する認証不正について「多大なご心配をおかけし、改めて深くおわびする」と謝罪。日産自動車との協業に関しては「夏ごろには発表の場を設けたい」と述べた。三部社長ら取締役の選任議案は賛成多数で可決された。
認証不正について「社側の強制があったのか」と尋ねた株主に対し、貝原典也副社長は「プレッシャーがあったわけではなく、技術的な問題だ」と答えた上で、チェック体制を強化して再発防止に努めていると強調した。三部社長は日産との協業に関し、電気自動車(EV)のソフトウエアや中核部品などの分野で協議が進んでいると説明した。
ホンダの定時株主総会に向かう人たち=19日午前、東京都新宿区
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