グーグルのターナー副社長と握手を交わす大阪府の吉村知事(19日、大阪府庁)

大阪府の吉村洋文知事は19日、米グーグルと連携し、生成AI(人工知能)を活用して雇用のミスマッチ解消の取り組みを強化すると発表した。求職者に対し、適性にあった仕事を紹介するサービスなどの提供を目指す。的確な就労支援を通じて、府内企業の離職率低減につなげる。

府の総合就業支援拠点「OSAKAしごとフィールド」などで、2024年度中にサービスの提供を開始したい考えだ。求職者向けには希望する職を得るためのキャリアパスの提示や、デジタル技術の研修の実施などを想定。人材確保が難しい中小企業には採用マーケティングなどに生成AIを活用してもらう。

25年国際博覧会(大阪・関西万博)では、AIとグーグルマップを併用することで、高い精度で人流や交通渋滞の予測ができるようにする。警察や警備員の効率的な配置につなげる。

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