軽井沢ブルワリーは「パストリーゼ77」を製造する工場を2025年秋に長野県佐久市で立ち上げる(完成イメージ)

軽井沢ブルワリー(長野県軽井沢町)は8日、アルコール除菌剤「パストリーゼ77」を製造する工場を2025年秋に長野県佐久市で立ち上げると発表した。パストリーゼは関連会社である洋酒輸入販売のドーバー洋酒貿易(東京・渋谷)の商品で、軽井沢ブルワリーが生産を受託する。新型コロナウイルス禍で一般家庭でも除菌剤の使用が定着したとして、増産を決めた。

佐久工場では一般消費者向けのサイズを生産する

敷地面積は約2万平方メートルで、工場は2階建てとする。投資額は45億〜50億円で、一般消費者向けサイズを生産する。パストリーゼは現在、ドーバー酒造(東京・渋谷)が兵庫県三田市の工場で生産しているが、佐久市の新工場の生産能力は三田工場の5倍とする予定だ。

ドーバー洋酒貿易、ドーバー酒造は洋菓子に使う洋酒を製造販売しており、パストリーゼも洋菓子店などのキッチンで使う業務用販売が主だった。コロナ禍で一般消費者の購入も増え、携帯型のボトルも販売するなど商品の幅を広げた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。