冷凍食品大手5社は物流の効率化で連携する

味の素冷凍食品やニチレイなど冷凍食品大手5社は19日、物流の効率化で連携すると発表した。一部地域で共同配送を始めたり、物流システムを共通化したりして商品の保管や管理の業務効率を高める。運転手の残業制限に伴って輸送能力が不足する「2024年問題」に対応する。

連携する5社は味の素冷凍食品とニチレイ、テーブルマーク、ニッスイ、マルハニチロ。各社はこれまで個別に共同配送などを進めてきた。今回、5社の合意で連携を強める。25年をめどに一部地域では5社での共同配送を始めることを目指す。

共同保管や共同配送でトラックの積載率の向上を目指す。物流システムの共通化で各種データの共有や活用を進める。トラック運転手の待機時間の削減をはじめ、物流現場の生産性向上に向けて課題を検討する。

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