5月の輸出船契約実績は前年同月比2.6倍の170万総トンだった

日本船舶輸出組合(東京・港)が19日発表した5月の輸出船契約実績(受注量)は、前年同月比2.6倍の170万総トンだった。4カ月連続で前年同月を上回った。鉄鉱石や穀物などを運ぶばら積み船の受注が堅調だった。

受注隻数は35隻だった。内訳はばら積み船が前年同月比2倍の32隻だった。タンカーは2隻、貨物船は1隻受注した。

二酸化炭素(CO2)排出量の低減に向けて船主側も対応が必要とされる。業界関係者は「重油を燃料とする船からCO2の排出が少ないほかの燃料を使う船への移行が徐々に進むと考えられる」と話す。

造船各社の5月末の手持ち工事量(受注残)は約2888万総トンだった。約3.3年分の工事量に相当する高い水準が続いた。

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