西濃運輸を傘下に持つセイノーホールディングス(HD)は18日、三菱電機の子会社で物流事業を手がける三菱電機ロジスティクス(東京)を買収すると発表した。約570億円で株式の66・6%を取得し、子会社化する。セイノーHDは、三菱電機ロジスティクスが得意とする電機分野の輸送事業を取り込んで強化する。  株式の譲渡は10月1日の予定。三菱電機ロジスティクスは大型機器や半導体、精密機械などの特殊な輸送を強みとしている。三菱電機はロジスティクスの株式の33・4%を引き続き所有し、セイノーHDの輸送インフラを活用して物流の効率化を図る。  西濃運輸は「カンガルー便」のサービス名で知られる。


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