新型機の「ニコン Z6III」では動く被写体の捉えやすさなどにこだわった

ニコンは17日、フルサイズミラーレス一眼カメラの新機種を7月12日から販売すると発表した。独自設計した画像センサーや処理エンジンを搭載し、走る野生動物などの動く被写体を捉えやすくした。撮影にこだわりのあるハイアマチュア層などの需要を取り込む。

新機種「ニコン Z6III」を発売する。有効画素数は2450万画素で、質量はバッテリーやメモリーカードを含めて約760グラムだ。オープン価格だが、自社の電子商取引(EC)サイトでは43万5600円で販売する。

イメージセンサーの上下の積層部に高速処理回路を多数配置する「部分積層型CMOSセンサー」という機構を、フルサイズミラーレスカメラで世界で初めて搭載した。シャッターボタンの全押しから最大で1秒間遡って記録ができる「プリキャプチャー」と呼ばれる機能を搭載、走る野生動物や飛ぶ野鳥などの一瞬を捉えやすくした。

デジタルに変換された被写体を確認できる「電子ビューファインダー(EVF)」では、上位機種の「Z9」や「Z8」を上回る明るさに対応し、極めて明るい屋外での撮影でも被写体を見えやすくした。

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