武田薬品工業は17日、中国のバイオ企業、アセンテージファーマと白血病の治療薬候補についてライセンス取得に向けた契約を結んだと発表した。中国とロシアなどを除いた全世界での開発・商業化権を取得する。武田薬品は契約一時金として1億ドル(約150億円)を支払うほか、開発や商業化の進捗などに応じて最大約12億ドルを支払う可能性があるとしている。
アセンテージファーマが保有するのは慢性骨髄性白血病などの治療薬候補になる。中国では既に承認されており、グローバルでの最終段階の臨床試験(治験)を近く始める。米食品医薬品局(FDA)から希少疾病用医薬品などの指定を受けている。
治験はアセンテージファーマが進める。治験が成功して実用化した場合、武田薬品が売上高に応じて段階的にロイヤルティーなどを支払う。
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