リコールの対象になったのは、おととし11月から今月までに生産したトヨタの「プリウス」13万5000台あまりです。
国土交通省によりますと、外側から後部座席のドアを開けるためのスイッチの防水性能が不十分で、洗車などで多量の水がかかると、内部の部品がショートし、最悪の場合、走行中にドアが開くおそれがあるということです。
これまでのところ、低速で走行中にドアが開く不具合が3件報告されていますが、事故は起きていないということです。
「プリウス」は愛知県豊田市の堤工場で作られていますが、トヨタではすでに今月4日から生産を止めていて、対策のための部品が確保できるまで生産を停止するとしています。
また、17日から全国の販売店でドアが開かなくなるように暫定的な対応をとり、準備が整い次第、無料で部品を交換するということです。
トヨタは「非常に多くのお客様、ステークホルダーの皆さまに多大なご心配、ご迷惑をおかけしますことを深くおわび申し上げます」とコメントしています。
※当初公開した記事では「国内での新規の受注も停止する」とお伝えしましたが、会社側が「顧客からの受注は継続している」と訂正しました。
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