飲んだ後にゼリー状に膨らむ炭酸飲料「inタンサン」

森永製菓は、飲んだ後にゼリー状に膨らむ炭酸飲料「inタンサン」を発売した。ゼリー飲料「inゼリー」の技術を応用し、胃液のような強い酸性の液と混ざると液体からゼリー状に変化するという。低カロリーで満足感を得られるとして、ストレスなどから間食しがちな会社員などの需要を開拓する。

内容量は190ミリリットルで、レモン味とグレープフルーツ味の2種類をそろえる。通販サイト「アマゾン・ドット・コム」で、6本入りと30本入りを4日から販売している。価格はオープン価格だが、1本あたりの価格は238円。

森永製菓が社内で実施したアンケートでは、約8割が「ついつい食べ過ぎてしまう」「食べたくないのに間食を止められない」といった経験があると回答した。望まない間食を避け、健康的な自己管理をしたいというニーズに着目して開発に至った。

一部のコンビニエンスストアで昨年実施したテスト販売は振るわなかったものの、アンケートのユーザー評価が非常に高かったという。まずは商品コンセプトや特徴を伝えやすい通販サイトで販売することにした。

社内に「空腹マネジメントブース」を設置し、社員のコミュニケーションの活性化を狙う

売れ行きを見ながら、店舗などの販路拡大を検討する。「新規性の高い商品のため、まずは認知を広げることに注力したい」(森永製菓)という。

森永製菓の新本社2階では9月まで、社員が無料で「inタンサン」を飲めるブースを設ける。社員同士のコミュニケーション活性化も狙う。

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