コーセーは14日、再生可能エネルギー由来の電力でつくる「グリーン水素」の供給を受けることで山梨県と合意した。南アルプス市に建設する新工場で、稼働予定の2026年からボイラーの熱源に利用する。化石燃料から、燃焼時だけでなく製造時もCO2を出さない水素への転換を進め、40年までに工場全体を脱炭素化する計画だ。
都内で記者会見した小林一俊社長は、水素や化粧品の製造に必要な水資源が豊富な立地のため「水を中心とした理想通りの工場を実現できた」と説明。長崎幸太郎知事は「地域で生み出すエネルギーを最大限活用した、先進的なモデル工場だ。脱炭素の流れを共にリードしたい」と抱負を語った。
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