ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)によるとみられるサイバー攻撃で個人情報が漏洩した可能性を明らかにした九州電力系のキューヘン(福岡県福津市)は13日、さらに約27万件の個人情報が社外に漏洩したおそれがあると発表した。すでに公表した分と合わせると約37万4000件に上り、同社は被害の全容解明を急ぐ。
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キューヘンによると、新たに判明した約27万件のうち、9割強に当たる約25万件は同社が給湯器の販売などで使用している個人情報だった。残る2万件は過去に九電から電化機器のPR業務で委託を受けた個人情報という。関係機関に報告したほか、該当する顧客には順次連絡している。
キューヘンは変圧器の製造・販売などを手がけている。ランサムウエアによる攻撃とみられる不正アクセスで個人情報のデータが暗号化されたことを3日に確認し、5日に約10万4000件の個人情報が漏洩した可能性があると発表していた。
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