【ワシントン共同】米労働省が12日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.3%上昇した。伸び率は2カ月連続で縮小し、市場予想をわずかに下回った。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は3.4%上昇と、こちらも市場予想をわずかに下回った。
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のため高金利政策を維持する中、物価上昇ペースは落ち着きつつあるものの、依然として高い水準にある。FRBは利下げを巡る判断で物価高が再燃しないかどうかを見極める構えだ。
12日まで開催する連邦公開市場委員会(FOMC)でも物価と雇用の動向を分析し、金融政策を決定するとみられる。
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