巴工業が12日発表した2023年11月〜24年4月期の連結決算は、純利益が前年同期比51%増の21億円だった。同期間としては過去最高益となった。利益率の高い部品販売や修理サービスが海外を中心に好調だったほか、主力製品の遠心分離機などの機械販売も国内企業向けに伸びた。

売上高は10%増の265億円、営業利益は43%増の29億円だった。化学品関連では半導体製造の前工程で使われる材料に加え、鉱山向けの建材や自動車向け材料も販売が堅調だった。

24年10月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比6%増の527億円、純利益は15%増の31億円を予想する。純利益は11年10月期(29億円)以来の過去最高更新を見込む。

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