水産庁は11日、新たに商業捕鯨の対象となるナガスクジラについて、2024年分の捕獲枠を59頭に設定する方針を決めた。7月の正式決定を経て、日本の排他的経済水域(EEZ)で操業が始まる見通し。19年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退して以降、商業捕鯨の対象追加は初めて。捕獲できるのは計4種類となる。  水産政策審議会の分科会で水産庁が示した捕獲枠が承認された。分科会では反捕鯨国からの反発を懸念する意見も出たが、水産庁は「科学的根拠に基づく日本の立場を伝えていく」と説明した。  水産庁によると、ナガスクジラは全長20メートルに及ぶ大型種で、1頭当たり25トンほどの肉がとれる。


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