多くのダイソーでは従来「蛍の光」が閉店時に流れていた

大創産業(広島県東広島市)は11日、同社が運営する100円ショップ「ダイソー」で閉店を知らせる音楽を同日から変更すると発表した。U-NEXTホールディングス傘下のUSENや早稲田大学と共同開発した新たな曲を約2900あるダイソーの国内の全直営店で流す。従来の「蛍の光」は海外客に閉店の意図が伝わりにくかったという。

USENなどは一般の男女150人に数種類の音楽を聴いてもらい感想を尋ねた。その結果、「郷愁」「自然」「静か」といった言葉を連想する音楽が閉店を感じさせると分かった。ダイソーの販売員や来店客への聞き取り調査なども加味し、USENがオリジナル曲「Good Day〜閉店の音楽〜」を作曲した。

ダイソーはインバウンド(訪日外国人)の来店が増えているが、蛍の光に閉店の印象を持たない海外客も多く、閉店作業が滞ることが課題になっていた。ダイソーやUSENは「さりげなく閉店時間を伝えながら、快く帰ってもらえる音楽を目指した」としている。

オリジナル曲はUSENの店舗向けの音楽配信サービスでも公開した。サービスの契約店であれば、どの店舗でも利用できる。

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