大和証券グループ本社は11日、旧村上ファンド系の投資会社などが持つあおぞら銀行の株式を取得すると発表した。取得額は約280億円。大和は5月にあおぞら銀へ519億円を出資する資本業務提携を決めた。一連の株式取得により保有比率は約24%になる見込みで、連携を強める。  旧村上系は3月時点であおぞら銀の株式約9%を保有。「状況に応じて経営陣への助言を行う」としていた。  あおぞら銀は米国の商業用不動産向け融資の不振などにより業績が悪化し、経営の立て直しが課題となっている。一方、大和はあおぞら銀との提携で富裕層向けのビジネスを強化。不動産関連や、企業の合併・買収でも協力する考えを示している。


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