6月27日に開かれる北越コーポレーションの株主総会では、議決権ベースで20.1%の株式を保有する香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が、岸本晢夫社長の代表取締役の解任などを求める株主提案を行っています。

▽ファンド側は、岸本社長が16年にわたって社長を続けている点を挙げ、ガバナンス=企業統治に問題があるなどと主張する一方、
▽会社の経営側は、反対の意見を表明し、
対立する構図となっています。

こうした中、別の大株主で、関連会社と合わせて21.1%の株式を保有する「大王海運」が、ファンド側の株主提案への賛成を決めたことを明らかにしました。

理由については、企業統治上の問題で、ファンド側と同じ認識をしているなどとしています。

今回の決定で賛成は、少なくとも40%を上回ることになります。

株主総会で賛成が過半数となるのかどうか、ほかの株主の動向が焦点となります。

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