記者会見するHMIの比良竜虎社長(左)とマリオットのラジーブ・メノン・アジア太平洋地域社長(17日、東京都目黒区)

ホテルマネージメントインターナショナル(HMI、東京・中央)は17日、米ホテル大手のマリオット・インターナショナルと提携し、沖縄などのホテル7施設をマリオットブランドに改装すると発表した。グレードの高い内装に仕上げて、アジアなど海外からの富裕層を呼び込む。2025年秋から26年にかけて順次改装する。

HMIの沖縄県や京都府など5府県にある7施設、計2200室が対象。沖縄県恩納村や京都市にある4施設を「マリオットホテル」、神戸市と北九州市にある3施設を「コートヤード・バイ・マリオット」にそれぞれリブランドする。各施設とも営業を継続しながら改装する。マリオットが日本で結んだ単一の提携契約では過去最大の客室数となる。

同日、記者会見したマリオットのラジーブ・メノン・アジア太平洋地域社長は「新型コロナウイルス禍後の旅行需要の回復は東京や大阪、京都などの大都市に限定されていたが、より小さな都市にも及んできている」と語った。現在、マリオットブランドのホテルは23都道府県で展開しているが「1都道府県に1マリオット以上提供していきたい」と意気込んだ。

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