ドライバーが玄関前などに届け物を置く「置き配」が今月から一段と広がりそうだ。宅配最大手のヤマト運輸が10日から冷蔵、冷凍品や着払いを除く主力の「宅急便」でサービスを始める。日本郵便やアマゾンジャパン(東京)などでは既に選べるようになっており、最大手の本格導入で再配達のさらなる減少が期待されている。
利用者にとっては時間を気にせず荷物を受け取れるため、便利さが増すが、盗難や破損への懸念も残る。サービスの利用時はトラブルとならないよう注意が必要だ。
ヤマト運輸の置き配は無料会員への登録が必要で、対面と同じような時間指定ができ、荷物の写真を利用者に送って配達完了を知らせる。これまではインターネット通販サイトでの注文品にとどまっていたが、利用者の選択肢を増やす。
佐川急便はネット通販など限られた荷主の荷物で置き配を取り扱う。対象の拡大は「ニーズを踏まえて検討する」(幹部)との姿勢だ。日本郵便は特定の荷主の荷物に加え、受取人が場所を事前に登録することでも利用できる。
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