ミツウロコグループHDの役員選任議案に米議決権行使助言会社が反対推奨している

燃料商社のミツウロコグループホールディングスは8日、米議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)とグラスルイスが、18日開催予定の定時株主総会で田島晃平社長の再任と塩原規男氏の社外取締役選任議案に反対推奨する報告書を出したと発表した。政策保有株の保有や独立性を問題視した。

ミツウロコグループHDによると、ISSは連結純資産に占める政策保有株の保有額の割合が20%以上の場合、グラスルイスは同10%以上の場合に経営トップの選任に反対推奨する基準を定めている。この基準に抵触するとして田島社長の再任に反対している。

社外取締役候補の塩原氏の選任については同氏が代表取締役社長を務めるサンリンとミツウロコグループHDとの間に株式の相互保有の関係があることが問題視された。

ミツウロコグループHDは「政策保有株は事業戦略上の重要性や取引先との関係などから総合的に判断すべきだ。サンリンの当社における議決権比率は2.1%でサンリンは当社の関係会社ではない」としている。

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